INTERVIEW 08
電気 那珂県土整備事務所
山神・牛頸・北谷ダム管理出張所
設備を守る力は、
暮らしを守る力。
Profile
荒木 浩一 入庁6年目
大学のセミナーで情報系の知識を活かせる職業として公務員があることを知り、福岡県主催の説明会に参加。
業務内容に興味を持ったほか、福利厚生が充実しており安心して働けるという点に魅力を感じ、平成30年度入庁。
商工部工業保安課を経て現職に至る。
―仕事内容を教えてください
山神ダム、牛頸ダム、北谷ダムの3つのダムにおける電気・通信設備の保守、管理などを担当しています。
設備の一例を挙げると、ダムを管理・制御する装置、県庁などとの通信装置、ダムからの放流を知らせる警報装置、ダムカメラなど。各設備が適切に作動するかなどについて、日々点検を行っています。また、故障時には原因を究明するなどの対応も行います。
―仕事で印象に残っていることはありますか?
北谷ダムのえん堤改良工事です。20年以上前に導入された古い設備の更新を行いました。
設計や工事監督を担当し、苦労もありましたが、工事が完了した後に新しい装置類をながめると、とても達成感がありました。
前の課ではダムとは関わりのない業務を担当していたため、異動してダムに関わることはもちろん、この規模の工事を担当することも初めてで、印象深い仕事でしたね。
―働きやすさを感じる点を教えてください
育児休業が取得しやすい点です。実は、つい先日まで約1か月間の育児休業を取得していました。
産まれてすぐは小さかった赤ちゃんがどんどん大きくなっていき、笑顔を見せたり声が出せたりするようになるところを、育児休業を取得したおかげでしっかりと見ることができたので、とても良かったと思っています。また、出産の立ち会いや出生届の提出などに出産補助休暇や父親育児休暇を有効に活用できたこともとても助かりました。業務を調整し、快く育児を応援してくださった職場の皆さんには感謝しかありません。
―入庁前後でイメージのギャップを
感じるところはありますか?
情報系の大学出身ということもあって電気に関する知識は不安な面もありましたが、入庁後は、業務を通じて学べるところもありますので、今ではあまり不安は感じていません。
そのほか、高圧ガスに関係する部署も経験し、想像以上に業務の幅が広いことに驚きましたね。
―福岡県の職員として実現・達成したことを教えてください
北谷ダムのえん堤改良工事で電気・通信関係設備の更新を行ったことです。
老朽化がかなり進んでいましたが、更新工事の完了によってダム管理設備の利便性・機能性を向上させることができたのではないかと思います。
―今後、取り組んでみたい仕事はありますか?
取り組んでみたい仕事は2つあって、ひとつは計量検定所の仕事。以前、高圧ガス関係の部署で働いていましたが、そこでは法律に基づいた検査や書類の精査を行う業務を担当しました。計量検定所の仕事も、同じように法律に基づく検査などを行うと聞いているので、やってみたいと思っています。
もうひとつは浄化センターの仕事です。現在の職場であるダム管理出張所には、ダムの管理に特化した専用の設備がありますが、浄化センターにも、下水の処理に必要な、そこにしかない特殊な設備があると聞きます。
せっかく県庁で働いているので、県庁職員の電気職ならではの設備を詳しく知りたいです。
福岡県では、電気に関する知識を活かし、興味・意欲を持って働ける職場が数多くあると思います。
少しでも興味がある方はぜひとも受験してみてください。
また、電気職には社会人経験者や大学院卒の職員も多数います。そういった方にもぜひ受験をしてもらえたらと思います!