仕事内容を教えてください
心理面接や心理検査、観察などを通して子どもの状態について心理学的な見立てや、必要に応じて心理療法・カウンセリングをしています。また、療育手帳の判定も日々の業務のひとつです。自分の気持ちや状態を上手く説明できない子どもの代弁者となりながら、児童福祉司など他の専門職員と連携。子どもやその家族のために、より良い支援を考えていきます。 QUESTION-01

心理判定員 久留米児童相談所 田篭 真美
児童養護施設でのボランティアやアルバイトの経験から、児童相談所の存在を知ったのがきっかけ。大学では子どもの発達について学び、平成22年に入庁。田川児童相談所、障がい者更生相談所に勤める中で、産休育休を2回はさみ、令和3年から現職。
心理面接や心理検査、観察などを通して子どもの状態について心理学的な見立てや、必要に応じて心理療法・カウンセリングをしています。また、療育手帳の判定も日々の業務のひとつです。自分の気持ちや状態を上手く説明できない子どもの代弁者となりながら、児童福祉司など他の専門職員と連携。子どもやその家族のために、より良い支援を考えていきます。 QUESTION-01
田川児童相談所にいたとき、療育手帳の判定で出会ったある親子のことです。お子さんには知的障がいがあったのですが、お母さんはお子さんの障がいを受け入れられず、面接の中で泣きながらお話をされました。そのとき私にできたことは、ただお母さんの話を聞くことだけでした。その5年後、異動先の障がい者更生相談所(18歳以上を対象とした判定機関)で療育手帳の更新に来たその親子と再会したとき、お母さんが5年前に1度しか会わなかった私のことを覚えていて「18歳も超えて、元気に過ごしています」と言われたことや、今の生活を充実したものにされているというお話を聞けたことがとても嬉しく印象に残っています。 QUESTION-02
結婚、出産など、さまざまなライフイベントに合わせた休暇や手当が充実しています。妊娠中は通勤緩和のための休暇、健診のための休暇、出産前後は産休、その後は育休と利用できる制度はフルで利用しました。今も部分休業制度を使って、出所と退所の時間をそれぞれ30分短縮し、1歳と4歳の子どもの朝の送り出しや夕方の保育園へのお迎えに利用しています。 QUESTION-03
大人を対象とした心理支援に興味があります。女性相談の仕事もやってみたいです。具体的には精神保健福祉センターや女性相談所という出先機関があります。どんな業務を実際されているのか分からないので経験してみたいですね。 QUESTION-04
世間でも児童虐待に対して世の中が以前より注目するようになり、児童相談所の業務は年々ハードになっています。つらい、悲しい体験をした子どもたちと出会うことの多い現場で、精神的に大変なこともありますが、つらい状況下でも子どもたちの笑顔や健気な姿、一生懸命自分と向き合う姿を見ると励まされます。子どもやその家族への支援を仕事にしたいと考えている皆さん。一緒に働けることを楽しみにしています。 QUESTION-05
いい人が多いところ。どこの職場も同僚が温かく、
産休前や育休復帰後の忙しいときにも助けてもらいました。
自分も機会が来たら支える側になりたいです。