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ふくおかの森林を次世代へつなぐ
近年、気候変動の影響により山地災害が頻発化・激甚化する中、国土保全、地球環境保全などの公益的機能を有する森林の重要性があらためて認識されています。
また、SDGsや2050年カーボンニュートラルの実現に向け、循環型社会の構築が求められており、再生可能な資源である木材利用への関心が高まっています。
このような中、福岡県の森林は、人の手によって植えられ、育てられている人工林の割合が65パーセントと高く、その多くが利用期を迎えています。この充実した森林資源を循環利用するため、福岡県の林業職は、木材を生産する川上から、それを加工する川中、そして加工された木材を建築物などで利用する川下までの幅広い分野において、林業の振興を図る業務を行っています。
また、豪雨などにより被災した森林の復旧や山地災害の発生を予防する治山施設の整備、海岸松林における松くい虫被害の防除など森林の保全を図る業務も行っています。
このように林業職は、林業振興・森林保全といった幅広い業務に携わり、県民共有の財産である森林を、次世代のこどもたちに引き継ぐ、大事な役割を担っています。
【本庁】
<農林水産部>林業振興課、農村森林整備課、農山漁村振興課
【出先機関】
農林事務所(県内6か所)、農林業総合試験場資源活用研究センター(県内1機関)
林業振興課 |
林業の振興に係る県産木材の需要・供給の拡大、森林の整備、木材産業の振興などの施策を展開するため、事業の企画立案や予算確保、国機関との調整などを行います。 |
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農村森林整備課 |
山地の防災・減災対策や林業の基盤となる林道整備などの施策を展開するため、計画策定や予算確保、国機関との調整などを行います。 |
農山漁村振興課 | 森林法に基づく地域森林計画や保安林制度などの施策を展開するため、計画策定や予算確保、国機関との調整などを行います。 |
農林事務所 |
森林組合などの林業経営体や市町村などと直接関わり、林業の振興や森林の保全に係る各種事業を実行しています。 |
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農林業総合試験場資源活用研究センター |
スマート林業や労働安全対策などの専門技術の普及指導や研修会の開催並びに森林・林業に関する新技術・新品種の開発などの試験研究を行います。 |
林業農林水産部 林業振興課
齊藤 健太郎