JobCategory 16
自由な発想と想像力で研究開発に挑む
福岡県の研究職員は、保健環境研究所や工業技術センターなどで研究業務に従事します。
保健環境研究所は、県の試験研究機関として、県民の健康と快適な環境を守るため、科学的・技術的側面から行政施策を支え、さらに保健と環境分野における課題解決に向けた調査研究・試験検査、教育・研修および情報発信を行っています。
また、県が推進する、「人と動物の健康、環境の健全性はひとつ」というワンヘルスの考え方のもと、新たな感染症や生態系の保全などの先進的な調査研究に取り組んで行きます。今後、保健環境研究所が果たす役割に、期待が高まっています。
工業技術センターは、化学繊維研究所、生物食品研究所、インテリア研究所、機械電子研究所の4研究所と企画管理部とで構成されており、県内中小企業に対する技術指導や試験分析を実施するとともに、企業が抱える問題解決に必要な研究開発から県の産業施策に基づく重点研究開発プロジェクトに至るまで、産業界や大学などと連携した数多くの研究開発事業を行うなど、地域企業の技術支援を行っています。
保健環境研究所、化学繊維研究所、生物食品研究所、インテリア研究所、機械電子研究所
保健環境研究所 |
・細菌、ウイルスなどによる感染症や食中毒に関する微生物分野と自然毒、微量化学物質等に関する理化学分野に関する試験検査および調査研究 |
---|---|
化学繊維研究所 |
繊維および有機・無機材料関連技術の基幹研究所として、ゴム製品、プラスチック製品、窯業・土石製品製造業および繊維工業を主な支援対象とする研究所です。 |
生物食品研究所 |
食品およびバイオテクノロジー関連技術の基幹研究所として、食料品製造業、飲料製造業および化学工業、紙・パルプ製造業を主な支援対象とする研究所です。 |
インテリア研究所 |
生活・住環境関連技術(デザイン、人間工学技術および木質系材料の高機能化・加工技術等)の基幹研究所として、家具・装備品製造業および木材・木製品製造業を主な支援対象とする研究所です。 |
機械電子研究所 |
金属系材料および機械・電子技術の基幹研究所として、鉄鋼業、非鉄金属製品製造業、金属製品製造業および各種機械器具製造業、電子部品・デバイス・電気回路製造業を主な支援対象とする研究所です。研究所内に各種デジタル化機器を取り揃えた「デジタル化実証支援ラボ」を設置し、デジタル技術を活用した設計・製造技術の高度化支援や生産性向上支援を行っています。 |
研究工業技術センター 機械電子研究所
田尻 智基