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多面的な役割を担う農業・農村を未来へつなぐ
農業・農村は食料を安定供給する役割に加え、水源のかん養や県土の保全など多面的な機能を有しており、これらの機能を将来にわたり維持増進していく必要があります。
福岡県の農業土木職は、こうした農業・農村の持続的な発展に向けて、農地や農道、農業用用排水路の整備などの農業生産の基盤づくり、集落排水などの農村生活環境の整備、ため池整備をはじめとした農村地域の防災・減災対策などの農業農村整備事業に主に従事しています。
具体的な業務内容としては、本庁においては農業農村整備に関する基礎調査、中長期的整備計画の策定、事業実施の取りまとめや調整などを行っています。
出先機関においては、市町村などが行う事業の相談を受けたり、県が行う事業について地元農家や市町村の方々と直接話し合いながら、農地や施設の整備、改修に関する工事の設計、積算、工事監督などに取り組んでいます。
このように農業土木職は、農業農村整備事業を通じて農業を持続的に発展させ、魅力ある農村を次世代に引き継いでいくために、必要不可欠な重要な役割を担っています。
【本庁】
<農林水産部>農山漁村振興課、農村森林整備課
【出先機関】
農林事務所(県内6か所)、筑後川水系農地開発事務所
農山漁村振興課 |
農業農村整備事業の計画、工事実施に必要となる設計・積算等に係る基準の策定およびシステムの運用・管理などを行います。 |
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農村森林整備課 |
農業農村整備事業の実施に必要な予算の確保・調整、執行状況の管理および各出先機関が作成する設計書の審査などを行います。 |
農林事務所 |
農業生産基盤の充実を図るため、農地や農道、農業用用排水路等の整備に係る業務を行います。計画から関係者との協議・調整を経て、工事の設計・積算・発注および工事監督までさまざまな業務に携わります。農家や市町村の方とも多く接する機会があります。 |
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筑後川水系農地開発事務所 | 県下有数の穀倉地帯である筑後川下流地域で、近年頻発する豪雨災害に備え、クリークの先行排水の推進や排水機場の整備・更新などの防災・減災対策を行っています。 |
農業土木八幡農林事務所
田尾 聡