INTERVIEW 20
看護師 こども療育センター新光園
頑張るこどもたちのために、
親代わりになって見守る。
Profile
永嶋 花香 入庁６年目
幼少期、祖父の面倒を見る訪問看護の方に憧れ看護学校へ。
大好きなこどもと関わる仕事を探す中、教師の勧めで県庁を受験し平成３０年度に入庁。現職に至る。
―仕事内容を教えてください
医療型障害児入所施設である当センターでこどもたちの看護をしています。
具体的には手術前後の患者さんの体調管理や精神的なケアです。
仕事は他の職員と協力して行うので、独りでトラブルを抱えるということはありません。
また、摂食訓練が必要なお子さんの保護者には、訓練士とともに食事形態の提案や指導も行います。
患者さんの多くは３、４か月で退院します。最初はギプスや車椅子だった子たちがすっかり元気になって退院していくときは、寂しくもありますが、達成感もありますね。
―仕事で印象に残っていることはありますか？
こどもが私たちの使っている言葉を真似して話していたことです。
保護者の方より一緒に過ごす時間が長く、こどもにとっては、私たちが親代わりでもあるのかなという気持ちになりました。
成長するにつれ、色々なことができるようになるこどもたちを見ると感慨深いです。
親代わりであるという意識を持って、こどもだけでなく保護者の方からも信頼されるよう、積極的に話しかけたり、言葉遣いやあいさつにも気をつけたりしています。
―働きやすさを感じる点を教えてください
年次休暇など、休暇が取りやすいと感じています。育児休業などを取られている先輩も多く、もちろん復職されています。
シフトの組み方など、職場は現場の声を汲み上げながら、より働きやすい環境づくりを進めていただけるので、とても助かっています。
―入庁前後でイメージのギャップを
感じるところはありますか？
働きやすい点と重複しますが、休みの取りやすさや残業があまりないことなど、本当に働きやすい職場だなと感じました。
また、研修がすごく充実しており、職場から指定され参加する研修のほか、自分で選んで参加できる研修もあり、学べる機会がとても多いと感じました。
―福岡県の職員として実現・達成したことを教えてください
日々の業務に加えて、新型コロナウイルス感染症に伴い設置された宿泊療養施設に県の看護師として派遣され、１０日間ほど民間の看護師の方と一緒に活動し、体調管理などを担当しました。
未曾有の事態で、まさか自分がこのような仕事に携わるとは思ってもいませんでしたが、貴重な経験になったと思います。
―今後、取り組んでみたい仕事はありますか？
まずは、現在の業務をしっかりと取り組んでいきたいと考えています。
その上で、もっと医療ケアに関する勉強がしたいです。
患者さんの状態によって医療ケアの対応が変わりますので、覚えることは多いですが、大切なお子さんを預かっているという意識を忘れず取り組んでいきたいです。
当センターはこどもたち一人ひとりにしっかり関わることができる職場環境です。
またこどもたちの成長に感動したり、笑顔に癒やされたりすることも多々あります。
こどもを預かるという緊張感のある仕事ですが、リハビリを頑張るこどもたちのために一緒に頑張りましょう。