INTERVIEW 01
行政1 農林水産部 経営技術支援課
想像以上の広いフィールドで
自分のアイデアを実現。
Profile
吉井 ちさと 入庁3年目
高校生のとき、県庁や県庁職員を題材とした小説を読んだことがきっかけで、県職員を志望。県外から福岡県内の大学に進学し、多くの人と関わる中で、地域や人が持つ魅力を感じたため、その魅力を発信していく仕事がしたいと思い、令和3年度入庁。現職に至る。
―仕事内容を教えてください
係の予算担当として、出先の普及指導センターの運営費などの調整をしています。
また、農業経営におけるトップランナーを育成するための講座について、講師の手配や集客、当日の会場運営などの業務も担当しています。
農業者に講座に参加してもらうために、参加しやすい時期を調整するなど、農業経営の現場の知識も必要となるため、職場の技術職の方から知識を教えてもらっています。
―仕事で印象に残っていることはありますか?
福岡県農林水産まつり表彰式典と記念講演の準備・運営を担当したことです。
記念講演は初めての取り組みで、前例のない中、講演いただくタレントさんのリストアップから当日の運営に至るまで、日々の業務と並行しながら手探りで進めました。
所属や出先の普及指導センターの方々に支えられて、なんとか無事に終えることができ、式典終了後に「頑張ってくれて本当にありがとう」と上司から声をかけていただいたこと、また、当時入庁2年目にもかかわらず、貴重な経験をさせていただいたことは、鮮明に記憶に残っています。
―働きやすさを感じる点を教えてください
夏季休暇が6日間もあり、さらに7月から9月の間でいつ休暇をとるか、業務スケジュールを見ながら、自分で決められるところはとてもいいと感じています。
夏季休暇とシルバーウィークを合わせて長期休暇をとって、テーマパークに遊びに行きました。
また、職場環境もいいと感じています。先輩方がとても優しく、仕事のことで悩んでいるときに声をかけてくれたり、仕事以外のことでも気軽に話しかけてくださったり、和気あいあいとした雰囲気です。子育て中の方の仕事をみんなでフォローするなど、休暇を取得しやすい協力体制も整っています。
―入庁前後でイメージのギャップを
感じるところはありますか?
公務員というと、事務作業が多く、言われたことを淡々と行うようなイメージがありました。しかし、今の職場で実際に業務を行ってみると、自由度が高く、自分の考えを提案する場や、実際に現場に出て県民と意見交換を行う機会があり、机上の業務だけではないことに驚きを感じました。自分が「こうしたい」という意見を出すと、上司がその実現のためには何が必要か一緒に考えてくれます。
指示待ちではなく、自分はどうしたいのか考え発信し、周囲と協力して進めることが大切になると感じています。
―福岡県の職員として実現・達成したことを教えてください
農業者へのリカレント教育推進のために場所を移した農業革新支援センターの開設・運営に携わり、高度かつ専門的な技術相談を行うことができる環境整備を行ってきました。
また、福岡県農林水産まつり表彰式典および記念講演の運営、農業経営のトップランナーを育成するための講座の運営にも携わり、地域農業の活性化に関わることができています。
―今後、取り組んでみたい仕事はありますか?
庶務や予算業務は経験しましたが、まだやったことのない業務の方が多いので、まずは与えられた業務をしっかりとこなして、行政職としての土台を作ることが必要だと感じています。その後は、県職員を志すきっかけとなった福岡県の魅力をPRしていく仕事に取り組んでみたいです。
入庁して3年が経ちますが、さまざまな経験をされた同僚の方と一緒に働きながら、日々新しい学びがあり、あらためて「福岡県庁でよかった」と思っています。
私は大学で理系専攻でしたが、行政職として入庁しました。専攻にとらわれずさまざまな業務を経験できるのは、県職員の職種の中でも行政職ならではの特徴だと思います。職場は若手職員が多く、日ごろから相談や情報共有が活発に行われ、とても働きやすいです。
受験対策で忙しい日々かと思いますが、試験を乗り越えた皆さんと一緒に働くことを楽しみにしています。