INTERVIEW 03
警察行政 警察本部警務部警務課 採用センター
警察組織に活力を。
Profile
成富 有梨香 入庁6年目
就職活動中に参加した説明会で、事務職という立場から警察官とともに事務の仕事で福岡県の治安維持に貢献できる「警察行政」という職種を知り、魅力を感じ受験。
平成30年度採用。春日警察署会計課、福岡運転免許試験場を経て、現職に至る。
―仕事内容を教えてください
警察官や警察行政職員の採用に関する業務を行っています。業務では、SNSでの情報発信や合同企業説明会における業務紹介などを通じて、警察官や警察行政職員の魅力ややりがいをアピールしています。また、採用試験を行うために必要な物品を購入する契約事務なども担当しています。
日々心がけていることは、どんな仕事でもその目的や趣旨を理解することです。
現在勤務する採用センターの仕事の目的は、県民の方々の安全・安心を守り続ける警察組織にするために、優秀な人材を採用することです。そのため、より多くの人に警察組織の魅力ややりがいが伝わるような広報活動に努めています。
―仕事で印象に残っていることはありますか?
説明会で私の業務説明を聞いたことがきっかけで採用試験を受験した、という話を合格者から聞いたことがあります。
私を見て警察行政という仕事をイメージし、受験してもらえたことがなによりも嬉しかったのと同時に、「後輩たちのお手本とならなければいけない」と背筋が伸びる思いがしました。
―働きやすさを感じる点を教えてください
福岡県警察では「実習指導員」と称する担当職員が、警察署で約5か月間、社会人としての心構えや警察業務の基本を教えてくれます。
他にも育児や介護などで配慮が必要な職員を組織全体でサポートする制度があります。
私が今までいた部署では、お子さんの急病などで帰らなければいけない職員がいた場合、周囲で協力して業務面のサポートをしていました。
その光景を見て「自分が同じ立場となっても、安心して仕事を続けることができる」と感じたことを覚えています。
―採用される前後でイメージのギャップを感じるところはありますか?
警察官と違い、事務職だからどの部署に行っても同じような仕事をするのだろうと思っていましたが、実際には異動した部署によってまったく異なる業務を任されるので、とても驚きました。
慣れるまでは大変なのですが、新しい業務に取り組むことは新鮮で、幅広い知識が身につきますし、スケジュール調整や関係事業者との交渉などの経験は、次の部署でも活かせると思います。
―福岡県の職員として実現・達成したことを教えてください
私が作成に関わった福岡県警察官募集のポスターなどの広報物について、マスコミをはじめ多方面から高い評価をいただいたことです。委託事業者や撮影対象者のスケジュール調整、県内各地での撮影、インタビュー記事の編集など、とても大変でしたが、広報物が完成し、発表したときには大きな達成感を感じました。
―今後、取り組んでみたい仕事はありますか?
職員の福利厚生に関わる事務に興味があります。職員が心身ともに健やかで堅実な私生活を送ることができれば、心配事が減り、より職務に専念することができると思います。各種保険や年金制度など、職員の福利厚生に関する確かな知識を身につけ、職員にアドバイスできるようになりたいです。
福岡県警察という福岡県の治安維持を担う組織で、警察官ではなくとも事務職という立場で警察活動に貢献したいという方は、ぜひ警察行政という職種を選択肢のひとつに加えていただきたいです。
多くの方が「公務員は決められた仕事を淡々とこなすだけ」とイメージされているのではないかと思いますが、どの部署でも「もっとこうしたらよいのではないか」という企画立案で、あなたの創意工夫が反映される場面は必ずあります。
福岡県の治安を守りたいという熱意のある方は、ぜひ警察行政を目指してください。