Interview
福岡県職員の志望動機を教えてください
前職の保育所や幼稚園で6年間働く中で、発達に特性のある子や家庭に複雑な事情を抱える子など、集団生活の中で特別なサポートを必要とするこどもたちと出会いました。皆で一緒に活動する集団保育には素晴らしい側面がある一方で、一人ひとりの心に深く寄り添うことの難しさも痛感していました。もっと「個」に注目し、専門的な支援がしたいという想いが強くなった際、県の保育士という仕事を知り、これまでの経験を活かして、より困難な状況にいるこどもたちの力になりたいと考え、志望しました。
今の部署の仕事内容を教えてください
宗像児童相談所の一時保護所で、さまざまな事情を抱えるこどもたちの生活支援や行動観察をしています。私たちの仕事は、決まったプログラムをこなすというより、学習や運動、食事といったこどもたちの日常に深く関わり、生活のあらゆる場面で一人ひとりに寄り添うことです。夜勤の職員からこどもの様子の引き継ぎを受け、日中は一緒に過ごしながら、それぞれのペースに合わせた声かけや指導を行います。生活そのものが支援の場であり、こどもたちの小さな変化を見逃さないことが大切です。
これまで仕事をしてきた中で、印象に残っているエピソードを教えてください
心に傷を負い、人を信じることが難しくなっている子と関わる中で、信頼関係を築けたと感じる瞬間は何よりの喜びです。最近、ある子から「先生に何かあったら、絶対助けちゃるけんね」と言われたことがありました。冗談半分だったかもしれませんが、短い付き合いの中で心を開いてくれたと感じて、とても嬉しかったです。また、退所したこどもが家庭や施設で元気に頑張っている様子を、担当の児童福祉司や児童心理司から聞くこともあり、「この仕事をしていて良かった」と心から感じています。
「福岡県の保育士」としての魅力はどんなところですか
保育士だけでなく、児童福祉司や児童心理司、看護師といった多様な専門職の職員が「チーム」として一人のこどもを支えていける点です。さまざまな角度からの意見を得られることで、自分自身の支援の幅も広がり、より広い視野でこどもと向き合えます。入庁前は、仕事に対して厳しいイメージもありましたが、実際はこどもたちの明るさに元気をもらい、何でも相談できる仲間と楽しく仕事ができています。この「チームで支える力」が、県の保育士として働く一番の魅力です。